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竹馬屋(今日の俳句)

「今日の俳句」を改めました。April 2016
俳句関連のつぶやきのプログになります。
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半仙戯(はんせんぎ)

辞書に当たると「【唐の玄宗が寒食(かんしよく)の日に,宮女に半仙戯(鞦韆(しゆうせん))の遊戯をさせたことから。「半仙戯」は半ば仙人になったような気分にさせる遊びの意】ぶらんこ。」とある。(大辞林)
玄宗皇帝が「羽化登仙(人間に羽が生えて仙人となり天に登ること)の感を味わう」という意味で、ぶらんこ・鞦韆(秋千・しゅうせん・ふらここ)に与えた名のよえである。
「羽化登仙」とは、【中国古代の信仰で、からだに羽が生え仙人となって天へのぼること。また、酒に酔ってよい気持ちになったときのたとえにいう】とある。
 「羽化登仙の境に遊ぶ」は「雲雨に遊ぶ」と同じく男女の睦みごとの歓びをいうのかとも思われる。
『日本大歳時記』(講談社)には、「古来中国では鞦韆と言って寒食の節の宮嬪たちの戯れとした。盛装の宮女たちが裾をひるがえして戯れるところに、艶なるエロティシズムがただよい、漢詩には春の景物として詠まれている。蘇東坡の『春夜』の詩、『春宵一刻値千金、花有清香月有陰、歌管楼台声寂寂、鞦韆院落夜沈沈』が、この語を春の季語とした理由で『滑稽雑談』に春の季語として掲げている」とある。

「點絳脣」 李清照
蹴罷鞦韆 起來慵整纖纖手
露濃花瘦 薄汗輕衣透
見有人來 襪鏟金釵溜
和羞走 倚門回首
卻把青梅嗅
揺れるブランコこぎ終えて
物憂げ整ふ乱れ髪、
露は濃くして花凋(しぼ)み
薄き衣(ころも)を透かす汗。
君来たれるを見し時に
かざし抜くるも走り行き
はじらひしまま隠れ往ぬ、
門(かど)に寄り添ひ垣間見(かいまみ)すれば
掌(て)に置く梅の青く香(かんば)し。

はづかしき齢も過ぎぬ半仙戯 大石悦子

これまでに「半仙戯」で詠んだ自作を拾ってみる。

二人して遊べる庭の半仙戯春の朧の月影優し
春風を頬に受けつつ半仙戯今宵は人の待つとしられし
陽を受けて老婆の漕げる半仙戯
飛び降りて裳裾揺らすや半仙戯
恋しきはむかしの春や半仙戯

こちらは今朝の句。
飛びたきも繋がれしまま半仙戯
風光り羽化登仙に髪なびく
 
| 竹馬屋 | - | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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